
その案件での立場と主なタスクは何か
何業界でどんな仕事をしてきたのかで、相手に同じ業界を経験したことをアピールし、安心感と親近感を持ってもらうことができました。
今回の面談が設定された案件について、話の切っ掛けを散りばめていきましょう。
担当者が欲しいという人材に合致するかどうかの判断は、案件の長さによって観点が変わり大きく2つに分類できます。
既に開発案件が始まっていて今すぐ人が欲しい短期の場合と、ビジネスユニットや部署の欠員を補充したい中長期の場合です。
案件の期間が長いほどどういう立場だったのか、短ければどのようなタスクだったのかが重視されます。
例えばC言語 3年の経験といってもどの立場での3年かで随分持っているスキルが違います。
プログラマとして3年ならば詳細設計やコーディング、リーダとして3年ならばレビューやサブシステム間のインタフェース設計の経験に優れていると判断されます。
ですので、業務経歴書には短期、長期どちらの場合にも対応出来るよう、立場とタスクの両方を書いておいて下さい。
例えばこんな感じです。この例では役割と担当として立場とタスクを記述しています。
在学中の経歴であっても同じ様に書いて下さい。歴とした業務経歴です。
そして、担当者は気になる業務経歴に散りばめられたキーワードをもとに質問を構成してきます。
貴方の散りばめたキーワードに対する質問ですので、回答というよりは補足になります。
C言語 3年とだけ書かれた経歴書からは、「どのような事をやってきましたか?」とか「一番苦労したことは?」といった抽象的な質問が飛んできます。
もし、C言語 8ヶ月、プログラマとしてデータ収集・演算、結果グラフ出力と書かれていれば、「結果グラフ出力とは具体的にどんなことを?」とか「データ収集とありますが、アンケート等をとられたのですか?」と具体的な補足を求める質問が飛んできます。
補足は実際にやったことを答えれば良いのでイキイキと対応することができます。
次回はさらに貴方を深く知ってもらう「その案件で何を学び習得したか」を紹介します。
投稿者プロフィール

- 現場営業に特化し、主に大手直請け案件を手掛けるソフトウェア会社を経営する。5年間のサラリーマン技術者を経験した後、5人で独立。技術者時代にあたためてきた経営アイデアを試行錯誤実践し、5次請けから始まった取引は3年後に最初の直請けに実を結ぶ。自らの経験をもとにみなさんに「腕一本で食っていける技術者」になってもらうよう日々奮闘中。
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