環境構築の大変さ・大切さについて

ある日、全社員向け社内チャットに以下のような投稿が先輩SEより投げられました。

 

S.K
S.K
環境構築関係で作業が遅延したり、引っかかって止まったりすることが時々あります。
なので資格で環境構築のスキルが強化できないかなと考えているのですが、
環境構築スキルがアップしそうな資格などなにかありますか?

 

この問いかけに次々と他の先輩SE(最初に反応したのは社長)からコメントが上がりました。

 

福田社長
福田社長
資格じゃないな。経験だな。
段取り7割のごとく開発環境構築が7割ってのも聞く。
人によって色々考え方はあると思いますが、私の場合は環境構築はtrial and errorかなと思ってます。
大事なのは「環境ができることではなく、trial and errorの内容を理解する事」です。
K.M
K.M
Y.Y
Y.Y
料理に例えると、資格=レシピ本、実践構築=料理を作る
レシピには作り方は載っていますが、旨い料理を作れるかということとは別次元と考えた方が良いです。
とりあえずインフラという幅の広いところから、何を重点的に学びたいのか絞り込んで決めた方が良いと思う。
H.A
H.A

 

1つの問いかけに様々な白熱したコメントが寄せられ、駆け出しSEの私にとって、とても勉強になったので、
内容をまとめました。

資格取得で知識を付けるもの選択肢の一つですが、あくまで基礎知識しか身に付けられません。
資格は基礎固めで、それを昇華させるためには、やはり実践するのみ!

もし、基礎から勉強したいときは「何を重点的に学びたいのか」を絞り込んで決めたほうが良いとのこと。
インフラは幅が広く、主に以下に分けられます。
・サーバ構築関連
・ネットワーク関連
・クラウドサービス上の構築関連(Azure、AWS等)
・セキュリティ関連
・データベース関連

ただし、つまづいた・勉強不足を感じた =資格取得 ではなく、
本当に学びたいもの、身に付けたいものが何なのかをまずは絞ってみる。
その上で資格を取ることが有効だと感じたら初めて資格という選択肢が入ってくるぐらいで、
上記の学びたい部分の絞り込みが出来ない、その前のスタートラインにも立っていない、と感じるようであれば
基本情報技術者や応用情報技術者から勉強してみるのが良い。
 

環境構築1つとっても、SEが必要とする知識は無限!
資格取得で基礎知識を身に付けるのも大事ですが、それ以上に実戦で経験・知識を積んでいくのが大切なんだなと思いました。
また、先輩たちの考え方は様々で意見を聞いているだけで勉強になります。
これからも色んな意見に耳を傾けるようにしたいと思います。

プロフィール

菊次 桃子
菊次 桃子
千葉県出身

専門学校卒業後、病院や一般企業で事務員として勤務。
手に職を付けたいと思い、2020年10月にキャリッジリターンへ転職。
現在はIT未経験のため、少しでも早く成長できるように猛勉強中。
少しずつ知識が増えていくことに喜びを感じる日々を送っている。