会話の最中、単にこちらの聞きたい論点を明示すると相手は話しやすい

私は基本的にものを知らない人と自認していて、知らないことは周囲に聞くほうが手っ取り早いという態度でいるため、自ずと「聞く」ということについて気を付けるようになっていると思います。
その中の一つで、「相手が答えやすい質問の投げ方をする」ということを心がけています。
「相手が答えやすい質問の投げ方をする」とは、こちらが聞きたい回答の焦点や話の地平を明示する、です。

例えば、最近はプライベートでは政治の話ばかりを好んでいる私ですが、
「最近のウクライナ情勢、どう思う?」と、
「最近のウクライナ情勢、ロシアが押し返されてきているみたいだけど、ロシアが侵略終結までの道筋はまだ見えていないみたいで。いつ頃戦争終結の道筋が見えると思う?個人的な感触で返答してくれてかまわないよ」
と聞くのでは、相手がどんな返答をすればいいのかの分かりやすさはだいぶ違うんじゃないかなあと。
こちらは聞く側なので、相手に返答しづらさで困らせるのも失礼だし。
多分、フィロソフィ30にもつながるんじゃないかなあと。

これは、返答してくれる相手への気遣いが主旨なので、返答してくれる相手を追い詰めるときには使わないほうがよいかと。
私もSになっているとき以外はそこを守っているつもりです。


次回配信は4月21日(木)を予定しております。お楽しみに!

プロフィール

笠原覚
笠原覚
30歳からフリーエンジニアをやり、39歳で起業し、48歳で解散+キャリッジリターン入社した中途採用エンジニアです。
起業したといっても、やっていることはほぼほぼフリーエンジニアと変わらない一人親方の零細企業だったので、フリーエンジニア歴は実質19年くらい。
オープン系メインで、PHP,Java,C#での開発が多かったです。
資格取得によるスキルアップと温泉とジムと坐禅と投資が好きで、平日休日と同じような場所をくるくる回っています。他には食べることしか考えていません。
ペットショップに並んでいるげっ歯類みたいな生き様かもしれません。猫系男子のくせに。