Power platformアプリ開発〜小技編〜

私は趣味と実益を兼ねて、Microsoft Power PlatformやVBAで業務アプリやらサポートツールやらを作っています。
今回はMicrosoft Power PlatformのうちPowerApps、Power AutomateとMicrosoft Teamsの組み合わせでこんなこともできるよのご紹介を。

今回やりたいこと
通勤経路登録アプリで

A.路線名、駅名を検索結果から自動で貼り付ける

B.申請したらTeamsの受付用チャネルにメッセージが届く

条件
当社購入のOffice365 Business Standardサブスクリプションで、デフォルトで使える機能のみを使用する

できたこと
A.

 

B.

やったこと

A.
今回はデフォルトで使える機能だけで!なので、Power Automateのカスタムコネクタ(有料プランのみの機能)で路線情報をリアルタイム取得するのではなく、あらかじめShare Point Onlineに検索用リストを用意します。

① Share Point Online上にカスタムリスト(路線のリストと駅名のリスト)を作る
今回、元データはこちらのサイトから入手しました。

駅データ.jp
https://ekidata.jp/

バス停留所のデータもというときは、国交省サイトからダウンロードするのがよいでしょう。
国土交通省/国土数値情報ダウンロード
https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-P11.html#prefecture08

路線リストと駅リストのExcelファイルを以下のような構成で作り、Share Point Onlineにアップロード、カスタムリスト新規作成時にデータ元に指定して取り込む。

路線

 

駅名

 

② PowerAppsでアプリを作り、検索用ウィンドゥを追加する

B.
①PowerAppsをトリガーにしてTeamsに投稿するフローをPower Automateで作る

このフロー自体はPower Automate公式サイトでテンプレートが提供されています。教本などでも作り方がたびたび紹介されています。が、さらりと流されている部分も多く…
私が詰まったのは、「Teamsチャネルへの投稿時に、件数がフレキシブルな明細データ(今回ならば使用路線)を明細ごとに改行して表示する」でした。
手を加えずにメッセージ出力した例です。

Power Platformで承認フローを開始すると同時にTeamsチャネルにメッセージを投稿し、Teamsチャネル上でも承認できるようにするにはこちらの3つのプロセスを使います。

投稿メッセージ自体は「承認を作成」プロセスで作成されます。
重要ポイントは
・改行の後に半角スペースを2個挿入すると、メッセージ出力時に改行される
・改行コードもhtmlタグもアダプティブカード用JSONコードもすべてプレーンテキスト化してメッセージに出力される
の2点です。

今回私が取った方法はこちらです。

実行するとこちらのように明細行が改行されたメッセージが作成されます。

今回ご紹介したPowerApps、Power Automateは若い技術です。今後も短期スパンで機能が追加されていくと思われます。
始めるための入手難度も低く、ご家庭の消耗品管理から企業の申請系まで、広範囲にカバーできます。
興味を持たれたら、ぜひご自身のOffice365サブスクリプションをご確認ください。
Power Apps、Power Automateがあなたを待っています。

投稿者プロフィール

柴山智子
柴山智子
品質管理・保証分野で経験を積み、2020年にキャリッジリターンに入社。座右の銘は「情けは人のためならず」、好きな技術はMicrosoft PowerPlatformとサイボウズkintoneなお茶と日本酒をこよなく愛する40代。
プロフィール画像は正体情報を絶賛募集中の祖母の形見の石(1980年代ごろ十勝で購入)です。