興味を引き出す新米IT技術者業務経歴書5つのポイント 2

自分はどういう人間で何が得意(好き)でどう貢献できるか

経歴を説明する前に簡単に自分を紹介しましょう。

もし相手が長期の契約を考えている場合は特にどのようなキャリアパスを考えているのかを気にします。
お互いのニーズを一致させ長く仕事をしてもらいたいからです。

また、人は相手に自分と同じ部分があると分かり合えると感じ、自分と違う部分を持っている人には興味を持ちます。
なので相手がどんな人であろうと、あなた自身を簡単に知ってもらうことにはメリットしかありません。

業務経歴書なので業務に関連する部分のみ書けば大丈夫です。

なかなか自分の将来を考える機会も多くないので、この際じっくり考えてみてください。
一通り書き上がったら先輩や上司にレビュしていただき文体を整えましょう。

下記は他業種から来たIT経験6ヶ月の方で実際に使った例です。

経験したことのない新しいことでも進んでやります。 技術力はもちろんのこと、職場の人間関係によって成果物への品質に大きく差がでると考えており、雰囲気作りや率先した行動も大切にしています。 言語に関しては、現状あらゆる言語の根幹となる現在C言語の勉強をしており基礎能力を磨いております。 よろしくお願いいたします。

たったこれだけの紹介です。

しかし一発で会社も本人も希望する案件に通り、先方からは”大事に育てられている方なんですね。お預かりします”と言っていただきました。

あまり話すことが得意な人ではないですが、予め自分の言葉で自分を表しセルフイメージを確立したことにより、面談では自信を持った若者らしい前向きな姿勢をアピールすることができました。

次回は、「何業界で仕事をしたのか」について実例を交えて紹介したいと思います。

投稿者プロフィール

福田 信也
福田 信也
現場営業に特化し、主に大手直請け案件を手掛けるソフトウェア会社を経営する。5年間のサラリーマン技術者を経験した後、5人で独立。技術者時代にあたためてきた経営アイデアを試行錯誤実践し、5次請けから始まった取引は3年後に最初の直請けに実を結ぶ。自らの経験をもとにみなさんに「腕一本で食っていける技術者」になってもらうよう日々奮闘中。

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