夢で逢えたら

要件書や設計書を作成したりコーディングをするとき、皆さんは何を考えながら記述していますか?
完成した姿を想像する、テンプレを順守する、見る側のことを考える。この辺は誰しもが意識するところではあると思います。
今回はここに私なりのエッセンスをお伝えしたいと思います。

それは「視覚的な動作をイメージする」です。

これから完成するであろうシステムの全体像や携わっている機能を、私自身がパソコンに向かって、画面を見て、操作して、パソコンの世界に入り込んで、変数一つ一つが分子の姿になって、化学反応の様に振舞って、結果が画面に出てくる。といったことをイメージしながら作業に取り組みます。
これはバッチやオプティマイザ等のAIを扱う場合も同様です。

ここで大事なことは、”感覚的に反復するのではなく視覚的にイメージする”です。

この習慣が身に着くと、毎晩夢の中でその日の成果物を開き、視覚的にイメージを作ろうとする夢人が現れるようになります。
そしてこの夢人、昼間よりも客観的な視点でイメージを作ってくれます。

すると夢人のイメージを傍から眺めている私がいて気づくのです。

昼間のイメージと違う!と。

そう、この習慣を付けることで、夢の中でクロスチェックができる様になります。
私自身もこれまで何度も誤記や不具合を夢の中で見つけてきました。

中々伝え難い内容ではありますが、是非とも夢人に仕事をさせる習慣を付けてみては如何でしょうか。

プロフィール

工藤寛
工藤寛
前職では大手会計システムやコールセンターシステム案件を主に携わっており、
大規模案件において上流から下流までの作業を得意とする。
独立を考えていたところ福田社長と知り合い、社長の魅力に惹かれキャリッジリターンに入社する。
趣味は歴史(日本史)、科学(宇宙論、量子論、生体情報論)の探求とドライブ。