信頼されずに仕事をしたいですか?

私が働き始めたのは、学生時代のアルバイトが初めてでした。
斜陽産業と言われていた写真プリントショップということもあり、社員さんは複数店舗を掛け持ち、実際の店舗運営はバイトやパートがワンオペで行う形式でした。
我々バイトに対する指示は「常識の範囲内で、とにかく売り上げを立てる施策をやってくれ」でした。
その指示に応えるべく、私は目を引くポップを作ったり、万引き対策を施した上で店外に商品を並べたり工夫を凝らしてました。
ポップに関しては「あのポップ、他店でも使わせてもらったよ。ありがとう」と声をかけていただき、万引き対策に対しては「なるほどねぇ、これは考えなかったわ」と言われ、翌年全店舗に導入されました。
とても嬉しく、自分自身で工夫してアウトプットしていくことに自信を持ち、ますます期待に応えなくてはと思いました。

その後社会人となりIT業界に入りました。
社会人になりたての頃は、1から10まで細かい指示を上長から受け、仕事を教えていただきました。
仕事に慣れてくると、段々自分で工夫をして仕事をしたいと思い始めました。
また、それを求められてるとも思っていました。
しかし、仕事はきちんとこなせているにも関わらず、やることなすこと否定されることが続きました。
アルバイトでの成功体験があったのもあり、「信頼されてないのかな」と思うようになり、だんだんと自分で考えて行動することをやめていきました。
その時の私は、作業を1から10までインプットされて、それ通りに動くロボットプログラムでした。
ロボット状態の私は、当然その上長のことは信頼していませんでした。

社会人となり10年を超え、同僚や後輩、パートナーさんに仕事をお願いすることも多くなってきました。
その立場に立って思うのは、アルバイト時代の社員さんが、店舗にいるバイトやパートを信頼し、やったことに対して否定をしなかったことの凄さです。
仕事をお願いする立場からすると、全体をコントロールするためには自分のやり方で細かく仕切る方が楽なはずです。
しかし、人はロボットではありません。
作業指示者として教える部分は教えつつも、相手を信頼し、その人を尊重していける人間でありたいと思っています。
それがその人の成長につながり、その人が成長を実感できれば、延いては私の元で働き続けたいと思い、私自身が信頼してもらえる人間になると考えています。

投稿者プロフィール

増田 一希
増田 一希
2013年入社
いまだに下っ端感覚が抜けきれていないのにも関わらず、気づくと古株になっていてビックリしているアラフォー♂。
キャリッジリターンから自社サービスをリリースするのが夢。
ガジェット好きで物欲が止まらない(でも結局買わない)。