消耗品は節約し,投資は惜しまない

消耗品は節約し,投資は惜しまない。

内容はキャリッジリターンのヒントブックに譲るとして,消耗と投資とは一体何なのでしょうか?

一見相反する単語のように見えますが,両方とも短期的には原資がなくなります。お金も時間も使ってしまえば,”自分の手元”からなくなってしまうのです。その時点では両方とも同じです。

問題は,手元からなくなってしまった後にどう戻ってくるかです。
消耗は使った分と同じだけもしくはそれ以下の価値しか戻ってきません。投資は使った分以上の価値が戻ってくるのです。
もちろん投資と思って使っても消耗する時もありますし,消耗だと割り切ってもそれ以上に利益が還ってくることがあります。

大事なことは,使うときにはちゃんと使い,使った以上の効果を得る活動をしたかどうかということです。そこに消耗と投資の違いが出てくるのです。

初詣のおみくじを面白かったとその場で終わりにするのか,ちょっと信じて結果を得るための行動をするのかで,消耗と投資が分かれるといったところです。

プロフィール

福田 信也
福田 信也株式会社キャリッジリターン 代表取締役
現場営業に特化し、主に大手直請け案件を手掛けるソフトウェア会社を経営する。5年間のサラリーマン技術者を経験した後、5人で独立。技術者時代にあたためてきた経営アイデアを試行錯誤実践し、5次請けから始まった取引は3年後に最初の直請けに実を結ぶ。自らの経験をもとにみなさんに「腕一本で食っていける技術者」になってもらうよう日々奮闘中。