システム開発の依頼で、最低限決めておきたいポイント


システム開発の依頼をする際には、システム開発会社と発注者の間で開発をスタートする前に決めておきたいポイントがあります。逆にしっかりと決めておかないと、後々トラブルの火種になってしまうポイントでもあります。
今回は、システム開発を初めて依頼する発注企業様がスムースにシステム開発を行えるようにポイントをご紹介したいと思います。

システム開発の要件を具体的に可視化する

システム開発となるとすぐにそのシステムの仕様や要件を決めたくなってしまいます。
しかし、システム開発を依頼する際には、”開発作業”に必要な情報を予め開発会社としっかり話し会い、成果物や作業の範囲、発注側と開発会社と役割分担を可視化しておくことがポイントです。

SOW(Statement Of Work)とは

システム開発などにおける開発のゴール(目的)や、スケジュール、作業内容、役割分担など作業の範囲をシステム開発会社と発注者の間で定義した文書のことをSOW(作業範囲記述書)と呼びます。

例えば、システム開発を進めるにあたり、現状の業務フロー取りまとめるのは開発会社なのか、発注側なのかなど役割分担を決めておきます。役割分担が不明確だと、お互いに不満や不信感が生まれ、システム開発が上手く進まないこともあります。

具体的には次のような項目を取り決めておきます。
作業名、契約の形態、作業期間、発注側責任者と窓口連絡先、作業の内容、成果物と納品方法、役割分担、作業実施場所、作業の前提資料、プロジェクト管理に関する要求事項、受入/品質の基準

何かトラブルが発生した際の責任者や、連絡先などの決め事もあやふやなまま、システム開発をスタートさせてしまっている開発現場もありますが、そうした現場の多くはシステム開発が上手く進まずスケジュールがどんどん押され、発注者もシステム開発会社もどちらも不幸な状態になってしまっています。

契約内容はきちんと明瞭に

システム開発を始めるにあたって、SOWを用意しておくことでトラブルを未然に防ぐことも可能ですし、より円滑にシステム開発を依頼することができます。
もちろん初めてシステム開発の場合は、しっかりとシステム開発会社に頼り、プロからアドバイスを貰いながら進めていくことが、ゴールへの近道になるでしょう。

投稿者プロフィール

福田信也
福田信也
現場営業に特化し、大手直請けのスマートな案件受託プロセス構築を手掛ける受託ソフトウェア会社オーナー。
5年間のサラリーマン技術者を経験した後、5人で独立。オーナー件IT技術者あたためてきたアイデアを試行錯誤実践し、5次請けから始まった取引は3年後に最初の直請けに実を結ぶ。
いかに現場の技術者に”営業"をしてもらうか、直請けのSESと受託開発のスマートなサイクルを主眼とする経営を行う。IT技術者と経営者の両眼から、すぐに誰もが使え"他の外注とは違う"と感じさせるツールの開発とIT技術者向けセミナには定評がある。

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